任意売却(任売)とは

住宅ローンの支払いの見通しが立たなくなり滞納が3~6ヶ月ほど続くと、債権者は住宅ローン回収のために、担保となっている自宅を差し押さえ競売にかけて債権回収を行います。

ところが、任意売却(もしくは、任売)を選択した場合、もちろん債権者(金融機関)と話し合い、同意を得ることが条件ですが、競売を阻止でき、引越し代を確保できたりなどします。

任意売却のメリット

任意売却は通常の不動産取引のように、できるだけ多くの方に情報を届け、より良い条件で購入してくれる人を選定することができる仕組みのため、競売による強制的な売却より、市場価格に近い価格で売却できるようです。

また、通常の不動産売却には登記や測量の費用、仲介手数料など3~5%程度の諸経費が売買価格にかかります。しかし、任意売却では売却した代金から諸経費を支払うことが認められており、別途お金を用意する必要がありません。

任意売却のデメリット

売却のためにご自身も販売活動に協力したり、負い目のある債権者(金融機関)と今後の支払いで面談があったり、連帯債務者や連帯保証人などの同意が必要など、精神的にきつい場面などがありますが、デメリットとして一番大きいのは、住み慣れた思い入れのあるご自宅が他人の手に渡ることです。

さらに、任意売却に踏み切らなくてはいけないということは、住宅ローンの支払いを滞納しているため、いわゆるブラックリストに載るという状態になっていることでしょう。

お話を聞かせてください

2020年初夏ごろから、ボイスにはコロナ禍による収入の激減によって、住宅ローンの支払いに苦労されている方からの相談が多くなっています。他にも、夫婦関係の破綻による離婚で住宅ローンを1人では払っていけないなどといったケースもあります。

思い入れのあるご自宅を手放すことによる喪失感や、債権者や連帯保証人へ負い目など、様々な心情が渦巻いていると思います。まずは、愚痴でも結構です心情を吐露してください。

ご相談をお待ちしております。